労災保険制度とは
企業に雇われている会社員、パートをしている主婦、アルバイトしている学生さん、みなさんに共通しているのは事業主に雇われている労働者とういことです。これら労働者を守るのが労災保険です。みなさん、労災保険について正しく理解されていますか？名前は知っているけど、実際のところはよくわからないという方も多いと思います。仕事中、通勤中に、万が一のことが起こった場合に労働者を守ってくれるのが労災保険です。
労災保険の正式名称は『労働者災害補償保険法』といいます。労働者が仕事中や通勤中に、負傷、疾病、傷害、死亡した場合にすばやく公平に保護をするために、必要な保険給付をする制度です。また、傷害や疾病を負った労働者が社会復帰する際の援護、亡くなられた労働者の家族への援護も行います。労災保険は労働者が加入するのではなく、事業主に強制加入の義務があります。保険料においても、もちろん事業主が全額負担します。このように、労災保険は、労働者やその家族を守っています。
しかし、中には事業主に雇われていない個人で仕事してる方もいます。このような方を一人親方といいます。一人親方は建設業、林業、水産業などに多くいます。一人親方は仕事中に起こる災害からどのように自分や家族を守るのでしょうか。
心配は入りません。一人親方でも労災保険に加入することができます。労災保険に加入するには、まず、労災組合へ加入して毎月の組合費と保険料を納めることで保険を利用することが出来るようになります。一人親方の方で労災保険は高いから利用しないと考えていた方もいると思います。しかし、組合を利用することで、月額の保険料も安く利用出来ます。思っているよりも、一人親方の労災保険は安いのです。