掛金の安い労災保険のメリット
仕事をしていると自らの不注意で怪我をしたり同僚の過失によって病院に行かなくてはいけないときがあります。
自分や同僚の失敗だからと有耶無耶にせずに、労災保険を利用して治療を受けた方が良いでしょう。
特に就業中の事故は、労働基準監督署から注意を受けたり改善措置を求められることがあるため、事業所は労災保険の適用を拒もうとすることがありますが、労働者の権利として請求できるものはしっかりと請求したいものです。
労災保険の適用で意外に知られていないのが「通勤途上の災害」です。
家の敷地を一歩でも出てから転んで足を挫いたり手をついて骨折した場合には、労災保険の適用が受けられます。
その他にもお茶くみの中の火傷や、事務仕事でナイフを扱って指を切った場合などももちろん労災適用を受けられますので、治療費については指定の手続きを経て申請すると良いでしょう。
また4日以上休業する場合には休業補償の給付も受けることができます。
入院や通院治療などで仕事を休んだ場合には申請することができます。
ただし賃金が月給制の場合は休業中も賃金が支払われていますので給付を受けることはできないことが多いようです。
このような労災保険は掛金が非常に安いものであり、加入していることで労働災害を受傷した場合のメリットは大変大きなものです。
労災はいつ受けるか分らないからこそ、自分が労災保険に加入しているのかを、雇用契約書や給与明細書で確認しておくと良いでしょう。